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漢方治療

目次

 

漢方治療

当院では、精神および身体の症状に対して漢方薬を用いた治療も行っています。西洋薬による治療に抵抗がある方は、ご相談下さい。
症状が重い場合や、短期間で十分な治療効果を引き出すために、西洋薬との併用をお勧めする場合もございます。そのような場合でも、長期的な体質改善のために漢方薬は有効です。

 

当院では、保険適応内で処方できる漢方薬について、症状に応じて処方箋をお渡しします。調剤薬局で3割のご負担で薬を受け取って頂くことができます。

 

当院で用いられる代表的な漢方薬は以下のような種類が挙げられます。その他にも、精神・身体症状に応じて最適な漢方薬を提案いたします。

 

 

 

抑うつ・疲労感

疲れて体が重く、倦怠感が強い、無気力、朝起きられない:補中益気湯
疲れやすく、普段から胃が弱くて食べられない、お腹を下しやすい:六君子湯
胃腸が弱く、遠慮しがちで気分が晴れない、風邪のひき始め:香蘇散
低血圧で朝が弱くて疲れやすい、立ちくらみ、起立性調節障害:苓桂朮甘湯
顔色が白く貧血気味で、心配でたまらず思い悩んで疲れる、不眠:加味帰脾湯

 

 

 

 

 

 

 

 

抑うつ・不安感

つき上がってくる吐き気や、喉のつまりと違和感、息苦しさ:半夏厚朴湯
緊張すると胸に不安を感じて動悸や震え、心配性で恐怖感、不眠:柴胡加竜骨牡蛎湯
緊張感が強く、心配性で恐怖感を伴い、冷え性:柴胡桂枝乾姜湯
些細なことをくよくよ考える、驚きやすい、不眠:桂枝加竜骨牡蛎湯
悲しくて涙が止まらず、不安感が強く押しよせてくる:甘麦大棗湯

 

 

 

 

 

 

 

イライラ感・不眠

ほてりやのぼせ、イライラや怒りを伴い、気分が不安定:加味逍遥散
イライラ興奮して熱がこもり、のぼせて顔が赤くなる、寝付きが悪い:黄連解毒湯
緊張して気持ちが高ぶる、イライラして寝付けない:抑肝散加陳皮半夏
体は疲れているのに、不安で悶々として頻繁に目が覚める:酸棗仁湯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月経前不快気分障害(PMDD)

イライラ感などの気分の不安定さが強い:加味逍遥散
のぼせやすく頭重感や肩こりがあり、手足が冷える:桂枝茯苓丸
体の末端から冷えて、下腹部痛が強い:当帰芍薬散

 

 

 

 

 

 

 

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

過去の経験が脳に焼き付いてフラッシュバックを繰り返す:桂枝加芍薬湯+四物湯